- 本社概要
- 中国北京飛天誠信科技有限公司(略称:中国飛天)
- 英文社名 Feitian Technologies
- 代表取締役 黄 煜 (英名 Huang Yu)
- 設立:1998年 資本金:3億円
- 事業内容:インターネット・セキュリティ製品の開発・製造・販売
- Webサイト( http://www.ftsafe.com.cn/ )

東京都 飛天ジャパン株式会社 代表取締役 李 戦海(リー センカイ)様に、ソフトウェア及びインターネットセキュリティ対策部門世界トップクラスの飛天について詳しくお話をお聞きしました。
― 飛天について教えてください。
飛天はソフトウェア・セキュリティとインターネット・セキュリティの2つのソリューションを事業ベクトルとし、世界トップクラスのセキュリティメーカーを目指して1998年に中国北京に設立しました。
2006年に中国国内でマーケットシェアナンバーワンを達成し、高度なセキュリティを要求される、金融機関、官公庁、軍隊、大手企業などに幅広く利用されています

― 飛天ジャパンについて教えてください。
飛天ジャパンは中国北京飛天誠信科技有限公司 (略称:中国飛天)の日本法人で、USBトークン、およびドングル製品の開発・販売を行っています。飛天製品は優れたコストパフォーマンス・迅速な技術サポートで数多くの日本のお客様にご好評を頂き、様々な分野の企業で採用されています。

― 飛天ジャパンの業務内容を教えてください。
業務内容は、セキュリティのソリューションプロバイダーです。
ソフトウェア・セキュリティとインターネット・セキュリティ、2つのソリューションを柱としています。
お客様の大切なもの
この3つを守るためのソリューションを提供します。
(※ソリューション:ユーザーが抱える問題を解決し、仕事の効率を上げる手段のこと)
― 李 戦海(リー センカイ)さんが、飛天ジャパンを立ち上げる経緯を教えてください。

私は中国、北京の交通大学でコンピューターを専門に学びました。卒業後は大学院で2年間、さまざまな研究を重ね、その後日本IT企業に就職し、7年間受注
開発の仕事に就きました。
中国飛天代表取締役の黄(コウ)は大学時代からの友人で、卒業と同時にセキュリティ関係のITビジネスを一緒に立ち上げました。私は大学院
で研究しながら、黄(コウ)と共にITビジネスをしていましたが、日本に行けるチャンスが訪れたのを機に、中国での仕事を整理して、日本のITビジネスの
世界に飛び込みました。
オフショア開発は得意分野でしたが、
「もっと人に喜びと感動を与えられる物づくりがしたい」という考えが日に日に強くなっていた頃、
黄(コウ)から、『また一緒に飛天の事業をやらないか?』と誘いがありました。中国飛天は起業して5年目を向かえ、年に5倍のスピードで成長し、世界進出
に向けて動いているときでした。
「ぜひやりましょう」 と、2002年に拡販活動をスタートし、2004年4月に飛天ジャパンを立ち上げました。
― 飛天ジャパンの主力製品は何でしょうか。
セキュリティ認証Key関連製品で、主力製品は下記のとおりです。
ROCKEYシリーズはソフトウェア不正コピー防止を目的に開発しました。
― ソフトウェアのシリアル番号を入力する認証とROCKEYとの違いを教えてください。
ROCKEYはUSBドングルによってハードウェア認証させる方法をとっています。 シリアル番号による認証は、シリアル番号が1度でも漏洩すると、不正利用を止めるすべがありません。シリアル番号をインターネット経由で処理するアクティ ベーションによる認証では、サーバー管理の手間とコストが増えます。その悩みを解決するために、USBドングルのロッキーが誕生しました。
こちらがUSBドングルROCKEYシリーズです。

ROCKEY2ドングル
スタンダードモデル
(ドライバレス)

ROCKEY4
ROCKEY4Plusドングル
(メモリ追加タイプ)

ROCKEY4ED
最新モデル
(高性能 ・高機能)

NetROCKEY4
APL同時接続数数制限
評価キット(開発キット)
― USBドングル ROCKEYはどのように不正コピーを防止するのですか?

正規ユーザー(トングルがある人)だけがアプリケーションを開くことが出来ます。
ROCKEY4は機器固有のハードウェアID(HID)を内蔵し、HIDを利用したプロテクトも可能です。
さらに開発者自身でより高レベルのプロテクトも可能です。
この2段階認証パスワードでハッカーによる改竄を防止します。
― USBキー ePassトークンについて、特徴を教えてください。
USBキー ePassシリーズは電子証明書の格納やチャレンジ&レスポンス認証に最適なUSBトークンです。
電子証明書は、電子データの身分証明書のようなもので、運転免許証やパスポートのように個人を認証するための大切なデータのことです。
― 電子証明書を利用するメリットを教えてください。
以下のリスクを回避できます。
この小さなUSBトークンに、 さまざまなリスクを回避する高性能な機能が備わっています。

USBキー
ePass1000
(低価格)

USBキー
ePass1000ND
(ドライバレス)

USBキー
ePass2000
(スマートカード搭載)

USBキー
ePass2001
(高速スマートカード搭載)
(※セキュアWebサイト構築、PKIソリューションとの連携などにも対応)
― USBキー(トークン)を使うメリットは何でしょうか。
USBキー(トークン)を使うことで、ハッキングやパソコン盗難、紛失の際、機密情報を漏洩から守ることが出来ます。パソコン内のハードディスクに機密データーを保存していると、ハッキングによる情報盗難の危険があります。機密データーはパソコンの外部に暗号化して格納することで大切な情報を漏洩から守ることが出来ます。 個人認証のための重要なデーターを安全に保管する為には、外付けのトークンが最適です。
トークンは個人情報を扱う金融機関、官公庁、軍事関係、大手企業などで多くの導入実績があります。
― 中国と日本でのUSBキー ePassトークンシリーズの導入実績を教えてください。
ePassの中国売り上げは数百万個の販売実績を持ち、日本の売り上げは数万個に及びます。
飛天のUSBキー、トークン、ドングルは 中国国内のマーケットシェアの50%以上を占めています。
(※USBキー:パソコンの不正利用を防ぐセキュリティ機器のひとつ)
(※トークン:個人認証データーや、パソコンアクセス認証キーを格納する小
型のハードウェア)
(※ドングル:ソフトウェアの不正コピーを防止するコネクタ状のハードウェアキー)
日本国内では、官公庁(地方自治体)、新聞社、テレビ局、電力会社、物流業、薬品メーカーなど、さまざまな分野で導入実績があります。
― 飛天の特色を教えてください。
3つあります。
― 飛天が中国国内マーケットシェアNO.1になった最大の理由はなんでしょうか。
飛天がマーケットシェア1位を獲得したのは、ユーザーが求める高性能・利便性・低コスト、3つ揃っていたからではないでしょうか。近年、経済成長に伴い、著作権侵害や情報漏洩、あるいはハッキング・テロ行為は世界経済に深刻なダメージを与え、セキュリティ対策は必要不可欠です。
飛天製品は高性能を維持しながら、利便性は犠牲にしません。誰でも簡単に使えるので、仕事の効率が上がります。サーバー管理の手間とコストが消え、快適な環境でプロテクトできます。
― 中国国内の主な取引先はどこですか?
官公庁・金融機関、軍事機関、そして大手企業です。
中国4大メガバンクのうち、3つの銀行が飛天を採用しています。
官公庁、 金融、 軍事関係、国際環境規格などの認可・認定の詳細については営業部長の岑 慕蘭(シン・ボーラン)が詳しいので、話を聞いてください。
飛天ジャパン取締役 営業部長 岑 慕蘭(シン・ボーラン)さんに詳しくお話をお聞きします。
― 中国国内の金融関係で飛天製品を導入している銀行を教えてください。
金融関係の主な取引先は下記のとおりです。(2009年7月現在では50社以上の実績を達成)
飛天は中国国内最大のUSBキーメーカーとして、2005年以来大手金融機関に採用され、高度なセキュリティを要求するオンラインバンキング業界で確実な 実績を達成しています。
― 金融関係ではUSBキーePassトークン(電子証明書格納)が多く使われているのでしょうか。

取引品目は インターネットセキュリティ認証KEY製品で、USBキー ePassトークンシリーズを多く導入しています。機密情報を扱う金融関係では、厳重なセキュリティが必須です。 USBキー ePassトークンシリーズは4大メガバンクの中国建設銀行、中国銀行、中国農業銀行の3つでも採用されています。
― 4大メガバンクの3つで採用された決め手はなんですか?
中国では金融関係や軍事関係、官公庁との取引にあたって、厳しい基準が定められており、ライセンス・許可証・認可証が不可欠です。その基準をすべてクリア していることが飛天採用の決め手ではないでしょうか。このライセンスは、優れた製品の証です。
― 金融関係をはじめとして、官公庁、大手企業、軍事関係の取引に必要なライセンス、認定証とはどのようなものですか?
多くのライセンスの中でも、 下記は特に重要な認定証です。

優れたオンラインバンキング用
セキュリティ製品認定証 (金融関係の取引に不可欠)

金融テクノロジーイノベーションで授与された企業賞

軍隊用装備、機材購買資格認定証(軍事関係の取引に不可欠)

軍隊用情報 セキュリティ用品認定証(軍事関係の取引に不可欠)
※暗号化製品の製造販売許可証と、国際規格ISO,CE.FCC認定規格書
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中国国内商用暗号化製品
生産、販売許可書

国際規格証書
ISO9001 、ISO14001 、CE、FCC認定
(※各種認定証の詳細はこちらの中国本社 Webサイトを参照ください)
― 他社よりも低価格で提供できるのはなぜですか?
目的別に製品を細分化することで、ユーザーは必要な機能だけを選択できます。過剰に機能を詰め込んだ高額なソリューションよりも、はるかに低コストで、高
いセキュリティを実現出来ます。
ユーザーが求める機能だけを絞り込んで、コストに合うソリューションを選択し、、ニーズにあわせて後から増設したり、カスタマイズすることが出来ます。
このラインナップが『シンプルでわかりやすい』とユーザーから高い評価を得ています。
― ユーザーが目的に応じて選択できる機能とは、どのようなものでしょうか?
下記5項目は 全商品に備わっています。
ユーザーの目的別に製品をラインナップすると下記のとおりです。
― 後から機能を増やしたいと考えた場合、導入後の変更も可能ですか?
可能です。導入時に選ばなかった機能を、後から拡張したり増設したり出来ます。
ユーザーのニーズに合わせて カスタマイズすることも出来ます。
― 製品を導入する前に、サンプルでお試しすることは出来ますか?
出来ます。評価キットによって、パソコンとハードとソフトの互換性を調べます。
2週間~1ヶ月、実際に使ってみて十分吟味して、納得した上で導入されます。
USBドングルとUSBキー製品では世界初のWindows Vista ロゴを所得 しています。
Windowsとの互換性に優れ、安心してお試しいただけます。

USBキーePassとUSBドングルROCKEY製品は2007年にマイクロソフト社のMicrosoft Certified for Vista ロゴ認定プログラムに合格し、Windows Vista 認定取得を取得し、世界初のWindows Vista ロゴを取得したUSBドングルとUSBキー製品となりました。
岑 慕蘭(シン ボーラン)様、ありがとうございました。
― 李 戦海さんに質問です。日本進出にあたって苦労されたことはありますか?

苦労もありましたが、今では良い結果に結びついています。
2つほど例をあげます。
あってはならないことですが、取引先で一部のゲーム機に不具合が発生しました。私はすぐ北京へ飛んで開発チームたちと問題解決に取り組みました。小さなバグと必死で戦い、不眠不休で不具合の原因と対策を見つけ出しました。
『飛天はどんな困難があっても逃げないんだな。
真正面から立ち向かっていく姿勢に感心した。』
そう言って、日本全国のアミューズメント施設へ飛天導入を決めてくださった時、本当にうれしかった。
― もうひとつの例も教えてください。
大手流通事業を営む会社から、流通業に欠かせない配送テータ先の保護を目的としたハードウェアとオリジナルのソフトウェア開発の注文をいただきました。
『ただし、納期を3ヶ月以内でやってくれ』と。
大規模なソフトウェア開発には通常、半年かかります。それを半分に縮めるのは、並大抵のことではなかった。
どんなことがあってもやり遂げて期待に応えようと、知恵を絞り、必死で取り組みました。
その結果、クオリティ、納期、コストパフォーマンスのすべてをクリアし、飛天のUSBトークンとソフトウェアは全国展開での導入を実現しました。
― あきらめず、ひたむきに取り組む姿勢が日本でも高い評価を得られたのですね。
取り組む姿勢を見て、弊社を信じて大きな仕事を任せてくれたことに深く感謝しています。
― 高い品質を誇る製品にもバグは発生するのですか?
非常にクリティカルな分野ですから、使う人の癖、パソコンの環境、ネットワークなど、細心の確認作業をしています。しかし強い癖のある使い方をされると、
まれにバグが出ることがあります。
日本のセキュリティ対策は、個々の製品をばらばらに選び、別のソフトウェアと連携させ、さらに独自のシステムを開発して加えているのが現状でした。こうい
う複雑な環境の中で、まれに不具合が発生します。
― 日本のセキュリティ対策の現状を教えてください。
日本では、ハードウェアを買って、それに対応したソフトウェアをまた別に探して、高度な2段構えの暗号化は自社開発でなんとかしよう、というパターンが多
い。
数ある製品のサンプルを試し、選んだトークンに合うソフトを探す為、時間と労力がかかります。
ハード・ソフト・ソリューションを3つトータルに持っているソリューションプロバイダーは少ないのが現状。
― 飛天ジャパンは3つ揃っていますか?
揃っています。
オリジナルソフトウェア開発やソリューション提供後も丁寧にサポートしています。
― 製品をばらばらに買うより、1社にまとめたほうが楽ですね。
圧倒的に楽です
ハードとソフトをばらばらに買って、それぞれの相性を調べて、さらに自社開発のソフトウェアまで作るよりも、3つまとめて導入するほうが早くて、簡単で、
コストも安い。
「飛天のセキュリティを導入すると操作が簡単になり仕事の効率をUP出来た」とお客様から喜んでいただき、ソフトウェア・システム開発へとリピートする率
が増えています。
― もし『既存のもので今すぐ何とかしてほしい』という急ぎのオーダーの場合はどうしますか?
万が一、ニーズに合うものが弊社に無かった場合には他社で最も良いと思うソリューション製品を紹介しています。他社のいいソリューションの中に弊社のトー
クンを使って認証させる
という方法もとります。
常に、お客様にとって一番良い方法を選ぶよう心がけています。
― トークンは挿すだけで使えて便利なイメージがありますが、どんなニーズが多いのですか?
『パソコンをロックしたい』というニーズが多い。
『ソフトウェアの不正防止』 『電子証明書の格納』だけにとどまらず、パソコンのログイン制御をトークン1個で実現したいというニーズが増えています。
― トークンをパソコンのUSBに挿すと鍵がかかる、ということですか?
パソコンからトークンを抜いたときに鍵がかかります。
離席の際、トークンをパソコンから抜けば、誰もそのパソコンを起動できません。
「SecureCore」を使うとePass USBトークンでWindowsのログオン・PCロックを実現できます。
Windowsセキュアログオンについては下記のとおりです。

― 官公庁や金融機関など大量のパソコンでも1本のトークンでパソコンの起動制御ができますか?
できます。
パソコン1台につき1個のトークンが必要ですが、わずらわしい作業はありません。
「SecureVisit」は、USBキー[ePassトークン]認証機能を持ったリバース・プロキシサーバで、容易にUSBキー(トークン)認証を加えることができます。

― 1本のトークンでここまで出来るとは驚きました。

お客様のニーズが、1本のUSBキー(トークン)の可能性をどんどん広げています。
『こんなことが出来たらいいな』という希望や悩みを細かくヒアリングして、ぴったり合うソリューションを提案するときが一番楽しい。
ソリューション導入後、『仕事が楽になった』 『これいいですね』とお客様の喜ぶ声を聞くと、本当にうれしい。
「人に感動と喜びを与える物づくりがしたい」と長い間考えていたことを、飛天ジャパンで実現していますから、どんなに大変でも疲れを感じない。
これからも、良質なソリューションを提案していきたい。
― 李 戦海さんの今後の抱負をお聞かせ下さい。
ソフトウェア事業は始まったばかりです。
これからもっと発展させて、お客様に喜ばれる開発をしたい。
お客様のニーズに真正面から向き合って、悩みをとことん解決できる
「ソリューションプロバイダー」として、歩んでいきます。

李 戦海様、岑 慕蘭様、お忙しい中、有り難うございました。

取材日時:2009年7月
取材制作:カスタマワイズ( http://www.customerwise.jp/ )