導入事例

お客様に聞く - テルウェル東日本株式会社様



NTTグループのテルウェル東日本株式会社は、飛天ジャパンの「SecureCoreRSS」を導入し、全従業員端末3,000台のセキュリティコストを大幅に削減することに成功しました。 「SecureCoreRSS」の導入に至った経緯とその効果について、テルウェル東日本システム推進室 室長の玉野様に詳しくお話を伺いました。

テルウェル東日本が利用している製品

― テルウェル東日本株式会社の事業概要について教えてください
テルウェル東日本株式会社は、NTTグループをはじめとしたお客さまのビジネスやライフスタイルのニーズに対し、多様な事業展開をいかした「総合サポートサービス」を展開しています。

大きく6つの事業領域があり、「土地・建物などの遊休資産を共同住宅や商業施設などに再開発するアセットプランニング事業」、「オフィス環境の構築から運用フェーズにおけるコンサルティングまで、オフィスをトータルコーディネートするオフィスソリューション事業」、「清掃、警備、保守などのビル管理によって快適なオフィス環境を実現するファシリティマネジメント事業」、「コールセンターや図書館、体育館などの管理・運営を行うアウトソーシング事業」、「社員食堂や介護サービス、保育サービスなどを運営するライフサポート事業」、さらに「NTTグループのサポート」を展開しています。

― 現在、利用している飛天ジャパンの製品を教えてください
企業内部の記録媒体(USBメモリ等)の持出しや紛失による機密情報の漏洩を未然に防ぐため、2015年1月より、飛天ジャパンのセキュリティソフトウェア「SecureCoreRSS」を全従業員端末3,000台に導入しました。

「SecureCoreRSS」の導入効果

― 「SecureCoreRSS」を導入し、得られた効果を教えてください
最大の効果は、コスト削減です。
以前のセキュリティソフトウェアよりも豊富な機能でありながら、コストを大幅に抑えることが出来ました。

「SecureCoreRSS」導入の背景

― 飛天ジャパンの「SecureCoreRSS」の導入に至った背景を教えてください
以前より、USBメモリやCD・DVD等の外部記録媒体や各種デバイスの利用による情報漏洩を防ぐため、セキュリティソフトウェアの導入はしていました。
しかし、以下3点の課題がありました。

【3つの課題】
  1. コスト面(全員一律でフル機能のライセンスを付与していた)
  2. 書き出しメディアは指定のUSBに限定していたが、指定以外でも使用可能であった
  3. 処理速度等、パフォーマンスに問題があった。
中でも大きな負担となっていたのは、コスト面です。
それまでは、3,000台の端末に一律のライセンスを与えていた関係で、かなりのコスト負担を強いられていました。全端末にフルライセンスが必要なのかという疑問が出たため、社内調査でフル機能のライセンスが必要な端末の割合を調査しました。

― フル機能ライセンスが必要な端末の割合は?
調査の結果、フル機能ライセンスが必要な端末はわずか20%でした。つまり、8割の端末ライセンスはコスト削減に繋がる可能性がありました。
SecureCoreRSSにはフル機能を有した「標準版」と一般的な従業員が利用する機能に絞った「簡易版」の提案を受けました。
社内で稟議を通す際にも「こんなにコストが下がるの?」と確認されたほどです。

求めていた要件

― 実際にセキュリティ製品を検討したときに、どのような製品、要件をお考えでしたか?
コストメリットはもちろんですが、先ほどの【3つの課題】をすべてクリアすることですね。具体化には次の3点が含まれていることが要件でした。
  1. 利便性、操作性(ユーザー負担の軽減)
  2. 操作ログが取れること(トレーサビリティ)
  3. 申請フローがあること(申請/承認機能)

― 以前のセキュリティシステムにも、申請フローはありましたか?
以前のセキュリティシステムにも申請フローの機能はありました。
しかし、ワークフローのログは十分な情報量ではありませんでした。セキュリティ監査においても、「いつ?誰が?何を?書き出して、誰が?承認して…」という一連の流れを確認します。
システム上、このログが記録されると便利だなということは、当初から考えていました。
飛天ジャパンの「SecureCoreRSS」は外部媒体の登録や申請/承認のログから書き出したファイルのアーカイブまで揃っていて魅力的でした。

― 「SecureCoreRSS」を知ったきっかけは?
2014年5月に開催された「情報セキュリティEXPO」で知りました。
当時、新しいセキュリティ製品の選定を検討しており、展示会へ足を運びました。真っ先に声をかけていただいたのが飛天ジャパンの営業担当の方でした。
話を聞いてみると、飛天ジャパンの「SecureCoreRSS」は私どもが考えている機能が揃っており、理想要件と合致していました。
展示会では、飛天ジャパンを含め、数社の説明を聞き、具体的な選定・検討に入りました。

比較

― どのような点を中心に、比較したのですか?
展示会で話を聞いた飛天ジャパンを含めた数社の中で比較検討しましたが、司法関係への豊富な導入実績があった飛天ジャパンの製品は、信頼感と安心感がありました。 実際に、飛天ジャパンのデモンストレーションを見せてもらいましたが、「SecureCoreRSS」に絞っていく方向性で検討を進め、あとは私が対応する、コスト面の調整でした。

― 価格面では?
「SecureCoreRSS」では、通常の料金体系である「標準版」に加え、機能を制限した「簡易版」も開発提供してくれました。前述のとおり、当社の80%の端末はフル機能ライセンスが不要のため、簡易版にすることで、大幅なコスト削減ができました。
また、万一、フル機能ライセンスが必要になったとしても、「簡易版」から「標準版」への切り替えも簡単にできるようになっていました。操作も簡単ですし、ワークフローや機能面、価格面でも、当社の希望に対して柔軟に対応してくださいました。

選定時の要件

― 実際にSecureCoreRSSを使ってみた評価を教えてください
トータルで考えると、コストパフォーマンスが高いと思います。司法関係への豊富な導入実績だけでも信頼に値しますし、機能が豊富でワークフローの操作ログまで取ることができるので、監査対策になります。拡張性が高いので、将来的に変化するセキュリティ対策にも対応できそうです。
当初は社内ユーザーからの問合せもありましたが、直ぐに実運用に乗り、社内ユーザーからの非常に高い評価を得ています。

― 導入後の飛天ジャパンの対応
説明会も、社内の代表者とテレビ会議で1回(約2時間)だけで済み、使いやすいと評価されています。また、サポートも気軽に活用しています。ついつい、私どもで調べたほうがいいのかなぁということでも、連絡してサポート対応を依頼しています。そんなちょっとしたことも、的確に回答してもらえるので非常に助かっています。

今後の期待

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― 現在検討中の担当者へ、アドバイスをお願いします
SecureCoreRSSの特長のひとつが、その豊富な機能性だと思います。そのすべてを使いこなすというのは、かなり困難だと思いますが、逆にいえば機能を自社のセキュリティポリシーに合わせて使うことができると思います。まずは基本的な機能は導入して、その後SecureCoreRSSの持つ、他の機能に拡張していき、セキュリティを高めていくことをおすすめします。

― 飛天ジャパンへの要望がありましたら、教えてください
セキュリティというのは、「ここまでやればOK」というゴールがありません。その意味でも、ユーザー側の意見に耳を傾けて開発に反映してくれる企業姿勢には、感心しています。
今後もその姿勢を継続していただき、よりよいシステムに仕上げていって欲しいですね。新しい機能を使うのが楽しみで、どこまでできるようになるのか想像するだけで、ワクワクします。

本日はお忙しい中、ありがとうございました。
※ テルウェル東日本のホームページ クロス・ヘッド(共同開発/販売/サポート)のホームページ
※ 取材日時 2015年7月 ※ 取材・執筆:カスタマワイズ 石岡幸治

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