IoTプラットフォーム/Pay BOX
ジャバ株式会社様
洗車業界の“常識”を打ち破る挑戦。売上120%増を達成した「洗車のジャバ」が語る、キャッシュレス化成功の舞台裏

「快適で日本中を笑顔に」をビジョンに掲げ、関西エリアを中心に30店舗のセルフサービス洗車場を展開するジャバ株式会社。多くの洗車場が依然として現金主流の中、同社は業界の常識に挑むようにキャッシュレス化を推進。飛天ジャパンの「Pay BOX(F76)」を導入した大阪の京橋店では、わずか2ヶ月で売上が前年同月比120%という驚異的な成果を上げています。社長からの特命を受け、この一大プロジェクトを牽引した営業部 店舗事業課 課長の中井奨大様に、業界が抱える課題から導入後の劇的な変化、そして未来の展望まで、そのすべてを語っていただきました。
洗車のジャバ様について
まず、貴社の事業内容と強みについてお聞かせください。
当社は、セルフサービス洗車場「洗車のジャバ」の企画・運営を、関西を中心に全国30店舗で展開しています。「快適で日本中を笑顔に」というビジョンのもと、お客様が365日、いつでも気兼ねなく愛車を美しくできる空間を提供することを使命としています。
私たちの強みは、利便性はもちろんのこと、きめ細かい泡や高圧ジェットといった最新鋭の設備による高品質な洗車サービスです。しかし、ただクルマを洗うだけの場所ではありません。広々としたスペースを確保し、常に清潔な環境を保つことで、お客様が「愛車と向き合う喜び」そのものを感じていただける、特別な場所でありたいと常に考えています。

業界の厚い壁。それでも「お客様のため」に挑んだキャッシュレス化
今回、キャッシュレス決済の導入を検討された背景には、どのような課題があったのでしょうか?
実はキャッシュレス化は、社長直々の指示である長年の悲願でした。しかし、洗車業界には特有の厚い壁が存在します。多くの洗車機メーカーさんは、キャッシュレス化にはどちらかと言えば消極的です。というのも洗車場のオーナー様の多くは個人経営の地主様で、ご高齢の方も少なくありません。「現金で十分」という声が大多数で、私たちのようなチェーン展開する事業者の「キャッシュレス化したい」という声は、なかなか届きにくいのが実情でした。
もちろん、門型のドライブスルー洗車機ではキャッシュレス対応の事例も一部ありますが、お客様が自ら楽しむスプレー洗車機での対応はほとんどありませんでした。そんな中でも、今回導入した京橋店では「スマホで払えないの?」というお客様からの声を毎日のようにいただいており、この状況を何とか打開しなければならないと強く感じていました。

これまでは現金とプリペイド式の「洗車カード」が中心だったとのことですが、現場ではどのようなご苦労がありましたか?
はい、まさに「洗車場あるある」の連続でした。まず、当店の両替機は高額紙幣に対応しておらず、お客様はスタッフに両替を依頼する必要がありました。しかし、スタッフは場内の離れた場所で作業していることが多く、お客様は「忙しそうだから…」と声をかけるのを躊躇してしまう。これは本当に心苦しい状況でした。
そして従業員の負担も深刻でした。従業員のほとんどは女性なのですが、一日の終わりには各洗車機から、重たい硬貨を袋に詰めて事務所まで運ばなければなりません。24時間営業ではないとはいえ、特に日が短い冬場は、薄暗がりの中で大量の現金を運ぶことに、盗難などの防犯リスクから常に不安を感じていました。この課題は、絶対に解決すべきだと考えていました。
10社以上に断られ、ようやく見つけた一筋の光
製品選定はどのように進められたのでしょうか?
「何としてもキャッシュレス化を実現してほしい」という社長の想いを背負い、文字通り手当たり次第に情報を集めました。コインランドリーや飲料自販機に端末を提供しているメーカーなど、10社以上に問い合わせましたが、答えは「屋外環境は難しい」「開発費用が高すぎる」といった理由で、すべて断られるか、断念せざるを得ない状況でした。
一度、条件に合いそうな製品が見つかったのですが、私がユーザーとして実際にその端末を使ってみると、スマホをかざしてから決済が完了するまでの時間が長く、これではお客様にストレスを与えてしまうと感じました。
もうアテがないか…と諦めかけていた時、飛天ジャパンさんをご紹介いただきました。藁にもすがる思いで、すぐに問い合わせました。
まさに執念ですね。最終的に「Pay BOX(F76)」をお選びいただいた決め手は何だったのでしょうか?
決め手は4つありました。
圧倒的な使いやすさ
- 誰が見ても直感的に操作できるインターフェースが素晴らしいと感じました。「これならお客様が迷うことはない」と確信しましたね。
機器内部への組み込み型
- 正直、雨風にさらされる屋外環境での電子機器の運用には不安がありました。しかし、湿度や気温の変化といった課題も、当社の技術部門が「F76なら洗車機の中に設置しても十分にクリアできる」と判断してくれました。
驚くほどの設置の容易さ
- 京橋店への導入時、飛天ジャパンさんのエンジニアに機械への設置に来ていただいたのですが、当社の技術者もその作業に立ち会いました。その一連の作業を見て、「これなら今後の店舗への設置作業は、自社のメンテナンス部門だけで十分に対応できる」と判断できたのは大きな収穫でした。
最高のコストパフォーマンス
- 10社以上比較し続けた私が断言できますが、「Pay BOX(F76)」は驚くほど安価です。このコストなら目標である全店舗導入も夢ではない、と強く感じました。
売上120%増!データが導く、次世代の洗車場戦略
導入後の効果はいかがでしたか?
効果は絶大でした。2ヶ月前に京橋店のスプレー洗車機2台に先行導入したばかりですが、すでに対前年同月比で120%の売上を達成しています。これには本当に驚きました。
また、売上の管理画面が非常に直感的で使い易い。これまでは一日の終わりに現金を回収・集計して初めて売上を把握していましたが、今ではどの時間帯に、どのコースが、いくら利用されたのがリアルタイムで手に取るように分かります。この画面は本社と店舗で同時に共有できるので、これから様々な施策が打てるとワクワクしています。今後は約2万人いる当社の会員様に向けて、アプリやLINEを通じてデータを活用したクーポンキャンペーンなどを企画していきたいです。
お客様からの反応はいかがでしょうか?

早速、京橋店でアンケートを実施したのですが、喜びの声が続々と届いています。特に印象的だったのは「両替したいがために、スタッフに気を遣って、本当は欲しくないジュースを自販機で買って小銭を作っていた。その小さなストレスから解放されて本当に嬉しい」というお声です。
また、「これまでは千円札一枚で済ませようと急いでいたが、キャッシュレスになってから1300円のコースも気兼ねなく選べるようになり、愛車とじっくり向き合う時間が増えた」というお声もいただきました。単に便利になっただけでなく、お客様の洗車体験そのものを、より豊かにできたのだと実感しています。
全店導入、そして完全キャッシュレス洗車場へ
最後に、今後の展望と当社への期待をお聞かせください。
まずは、できる限り早い段階で全30店舗への「Pay BOX(F76)」導入を目指します。現在は設置が容易なスプレー洗車機のみですが、今後は主力である門型洗車機への導入も実現させたいです。そのために現在、飛天ジャパンさんに回路図をお渡しして技術検証を進めてもらっているところです。
将来的には洗車機だけでなく、洗車カードの販売機なども含めた全ての設備をキャッシュレス化し、お客様が小銭を一切気にせず快適に過ごせる「完全キャッシュレス洗車場」を実現するのが私たちの夢です。そしてそれは、女性スタッフが防犯の不安なく、安心して働ける環境づくりにも直結すると信じています。
その夢を実現するためには、飛天ジャパンさんの営業、技術の方々の力が必要です。私たちの挑戦のパートナーとして、これからも大いに期待しています。

ジャバ株式会社
- セルフサービス洗車場「洗車のジャバ」の企画・運営を、関西を中心に全国30店舗で展開しています。「快適で日本中を笑顔に」というビジョンのもと、お客様が365日、いつでも気兼ねなく愛車を美しくできる空間を提供することを使命としています。
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