課題
機密データを多く取り扱っており、産業スパイの存在も軽視できない状態だった。社員による不用意な情報漏洩を防ぐことが、企業のコアミッションであった。
出口対策
今までのファイル暗号化製品は、暗号化すべきかの判断を人が行っていました。そのため、重要ファイルが暗号化されていなかったり、
作業途中のファイルはパソコンのローカルファイルにあったりと、意図しない情報漏洩が減りませんでした。
対策としては「運用ルールと教育」という、これもまた人に依存した仕組みでした。
SecureCore DSEではバックグラウンドで自動暗号化され、暗号化したまま業務を進めることができますので、
人によるITリテラシーの違いを意識する必要がありません。
大事な顧客名簿を暗号化し忘れて、部外者からも見えてしまった
データが委託先で不正利用され、情報漏洩事件となってしまった
仕入れ価格の入った書類をうっかり顧客にメールをしてしまった
派遣社員/外注社員が、私物のUSBメモリに機密データをコピーして持ち帰ってしまった
飲み会のあと、製品の設計図が入ったパソコンを電車に忘れてしまった
端末がなりすましメールに感染し、知らぬ間に個人情報を外部に送信されてしまった
日々のビジネスシーンにおいては、様々な情報漏洩を耳にします。メディアに取り上げられた事件は、氷山の一角でしかありません。パソコンを置き忘れてしまった。重要ファイルを誤送信してしまった。これらのいわゆる「うっかり」事故は、ビジネスの存続にでさえ影響を及ぼします。数十年かけて勝ち取ってきたビジネスパートナーからの信頼が一気に崩れる様なリスクは避けたいものです。経営者は日々巧妙化する多くの脅威に対処する必要があり、内部犯行による情報持ち出しから、ウィルス感染による情報漏洩等、故意の犯行に至るまで、全てを把握しなければなりません。これでは仕事になりませんね。
この様なリスク根絶・オペレーション軽減の為に生まれたのが、飛天ジャパンの情報漏洩ソリューション「SecureCore DSE」です 。
ユーザの手を煩わす事なく、バックグラウンドで自動暗号化を実現します。その他、セキュリティレベルの高い外部流出制御も行います。大ボリュームの内容ながら、非常にお求めやすい価格を実現しております。
ファイル暗号化ソフト「SecureCore DSE」のご紹介
SecureCore DSEを社内の全てのパソコンにインストールすることで、セキュアな社内環境を作り出します。EXCEL、PDF、CADなど、社内環境で暗号化させたいアプリケーションを決めておけば、社内で利用する該当ファイルは全て自動暗号化されます。しかもその環境では、暗号化を意識する必要はありません。特別な操作も必要ありません。今まで通りのファイル操作と変わらず作業ができます。ユーザは暗号化されたまま業務を行っていることになります。そのため、「うっかり」「悪意のある」は関係なく、大切なファイルが外部に流出してしまっても、ファイルの中身を見られる事はありません。

SecureCore DSE内で生成された対象アプリケーションのファイルは瞬時に暗号化されるため、隙間(平文の状態)を作りません。漏洩事件で多い機密情報の作業中ファイルの漏洩もこれで防げます。

内部犯行の多くはアクセス権限を巧みに利用した行為です。SecureCore DSEでは従来の人依存を排除していますので、内部犯行に非常に強いです。 悪意を持って持ち出す人はあらゆる方法を試します。中身の文章だけをコピーしたり、印刷したり、他のアプリケーションファイルに変換したり、写真を撮って画像にしたり。 大丈夫です。ファイル自体をシステムが制御しており、コピーしても制御を継承します。例えば暗号対象ではないテキスト.txtに拡張性を変更しても、暗号化は継承され、見ることができません。

操作ミスで個人情報や企業秘密のファイルを「うっかり」メールで外部に誤送信してしまいました。このようなことは、たった一度のミスで企業の信頼を一気に失い、そして簡単には取り戻せません。SecureCore DSEを導入した場合は、個人情報や企業秘密のファイルは自動的に暗号化されますので、人的ミスにより外部にメールしてしまっても、ウイルスやサイバー攻撃によって外部に送信されてしまっても、ファイル自体は暗号化された状態のままです。社内にある復号化の鍵がなければ解読できません。

企業の情報インフラは社内と社外の環境を超えて拡大しています。SecureCore DSEの外部媒体・ハードウェア制御なら、スマートフォンやUSBメモリなど、デバイスの利用や接続先ネットワークなどを細かく制御。機密情報が社外へ漏洩することを阻止できます。

メモリ使用量、CPUの占有率が少ないので、他のアプリケーションに負担をかけません。そのため、強固なセキュリティをかけながら、今まで通りの生産性を実現します。
初期導入時の既存ファイル自動暗号化機能、ファイル単位ではなくアプリケーション単位での自動暗号化制御など、管理者の煩雑な作業を一新します。
様々なセキュリティ機能をオールインワンパッケージにしていますので、製品単体のコストだけでなく、情報漏洩対策にかかるトータルコストを大幅に削減できます。
| SecureCore DSE vs 従来のセキュリティ製品比較表 | ||
|---|---|---|
| コンセプト | SecureCore DSE | 従来のセキュリティ製品 |
| システム主導 | 社員に一任 | |
| 管理者と社員双方が楽 | リスクマネジメントが難しい | |
| システム一括管理 | 各個人での管理任せ | |
| 暗号化方式の特徴 | デフォルトで暗号化 | ユーザによる暗号化 |
| 人為的ミスを最大限に無くす | セキュリティレベルは自己判断による | |
| 暗号化のベース | アプリケーションベースで暗号化 | 保存場所を暗号化フォルダに予め設定する必要がある |
| よく使うアプリケーションを事前に設定するだけ | 管理が煩雑 | |
| 漏れなくすべて暗号化 | 人事異動や退職でフォルダの権限更新が必要 | |
指定したアプリケーション、または拡張子など、複数の方式で自動暗号化制御ができます。ファイル単位の暗号化ではなく、指定アプリケーション単位で自動暗号化することで、ユーザのITリテラシーに依存することなくファイルを自動的に保護します。個別のポリシー設定をしなければアクセス権限にも依存しないため、内部犯行に強く、うっかりミスを防止します。自動暗号化対象とするアプリケーションや拡張子は、表計算ソフトや設計図、プログラム、画像、動画、会計ソフトに至るまで、理論上全てのファイルを制御可能です。
| アプリ制御 | ファイル制御 | |
|---|---|---|
| 暗号化 | 指定アプリを自動制御 | 属人的な判断 |
| 属人的なミス | 防止 | ルールや教育でカバー |
| 内部犯行 | 強い | 弱い |
| 対象ファイル | 理論上全て※ | 検証したもののみ |
透過式暗号化技術により、SecureCore DSE環境に入って来たファイル、もしくは生成されたファイルは自動暗号化され、権限を持っているユーザは暗号化されたままのデータを閲覧・編集できます。権限を持たないユーザやハッキング、マルウェアに対してはデータを復号できないため、文書を開いても文字化け状態となります。

SecureCore DSEには、外部流出を制御する機能もあります。ポート制御、外部媒体制御など、漏洩につながる出口をオフライン時でも塞いでいます。外部媒体の個体管理も可能ですので、会社指定デバイスの許可も設定できます。SecureCore DSEはこれらを標準機能として装備しています。

SecureCore DSEにはアクセスログ収集・管理機能があります。全部で9つのログタイプでフィルターが掛けられ、ユーザの各種操作をトラッキングできます。システム管理者のログも収集され、管理対象となります。

| 項目 | 内容 | 金額 |
|---|---|---|
| 導入形態 | オンプレミス | – |
| 初年度費用(買取り) | サーバソフト | お問い合わせください |
| クライアントエージェント ×台数 | ||
| 技術サポート費用 | サーバソフト + クライアントエージェント費用の15% | |
| 翌年度以降費用(年) | 技術サポート費用 | 初年度サーバソフト + クライアントエージェント費用の15% |

機密データを多く取り扱っており、産業スパイの存在も軽視できない状態だった。社員による不用意な情報漏洩を防ぐことが、企業のコアミッションであった。
人為的な判断やミスを極力無くすことが最重要課題だった為、SecureCore DSEが最も要件と合致していた。
内部犯行を阻止・抑止できたことはもちろん大きいが、導入後は細かい人為的ミスによるお客様対応が無くなったことで、安心して運用できており、大変満足している。

個人データの情報漏洩を防ぎたい。
個人情報の中でも特にセンシティブな情報を取り扱っており、人的暗号化ではなく自動暗号化の仕組みにしたかった。
運用が大きく変わらず安心を手に入れることが出来たため、大変満足している。 ファイルの暗号化運用手順(社員が難しい判断をする必要性)がなくなったため、社員教育と定期的なチェックが不要になった。また、人に依存した運用がなくなったことは非常にありがたい。
| 最小サーバースペック | 対応OS | ・Windows Server 2016 Datacenter/ Standard/ Enterprise (x64) ・Windows Server 2019 Datacenter/ Standard/ Enterprise (x64) ・Windows Server 2022 Datacenter/ Standard/ Enterprise (x64) ・Windows 10 (x86/x64) ・Windows 11 x64 |
| メモリ | 64MB以上 | |
| データベース | ・SQL Server 2016 (x64) ・SQL Server 2019 (x64) ・SQL Server 2022 (x64) | |
| 最小クライアントスペック | 対応OS | ・Windows 10 (x86/x64) ・Windows 11 x86 |